タムからのe-mail

タムは、ベトナムで出会ったわたしのパートナー。
いまから二年前に、たったの一泊二日、一緒に過ごしたともだちです。

d0039963_2152527.jpg




「ベトナム大交流」
という交流プログラムを、わたしは船に乗る前からとっても楽しみにしていました。

キレイな色のアオザイに、ベトナムらしい傘の帽子をかぶった女の子と友達になれると思っていました。

ところが・・・

いざ、ベトナム上陸!!

大量の日本人と、大量のベトナム人。

一列に並んで前へ進め!!

とまれ!!

まわれ右!!

「いま、前に居る人が、あなたのパートナーです。」

えっ!えええーーーー!!!

わたしの前にいたのは、七三・メガネにゆるTシャツ、ゆったりズボン、ビーサンを履いた
ただのベトナム兄さんでした。

(ベトナム娘と友達になる夢がぁ。。。)

そんなわたしのこころも知らずに、七三・メガネのタムは、にっこり微笑んで、
わたしに傘の帽子をかぶせてくれました。

ベトナム語はもちろん、英語すらろくにわからないわたし。
片言の英語を話してくれるけれど、少し聞き取りにくいタムの言葉。

バスに乗り込むと、指差しベトナム語表を使って

「あなたの職業はなんですか?」

「あなたは何歳ですか?」

「あなたは結婚してますか?」

なんて、紙の上での会話をしました。

「日本語を少し知ってます」←英語で。

というタムから出てきた日本語は、

「いち、に、さん、し、ご」

日本の数字でした。

「すごいすごい!!」

そんなタムに、わたしがプレゼントしたものは、
ジャクリンにもプレゼントした

一番

と書かれたハチマキ(笑)

一方、タムがくれたものは、
トルマリンのブレスレットと、緑色の石のペンダント。

すっごくすっごくうれしかった。


言葉はいまいち伝わりづらいけれど、手をつないで竹跳びをしたり、
ベトナムの変なダンスを教えてもらった。

ベトナムの変なダンスが終わると、マツケンサンバがかかり、
真面目で優しいタムは、見よう見まねでマツケンサンバを踊ってくれた。

そうすると、また次のベトナムの変な踊りが始まる。

それが終わると、今度はキシダンのワンナイトカーニバルが始まる。

もちろん、タムはまた見よう見まねでワンナイトカーニバルを踊る。

ベトナムのブンタウという小さな小さな港町に、
ひたすら響きわたる

「オーレーオーレー  ジャカジャカジャンっ マッツケンサーンーバー♪」

という陽気なリズム。

それが日本の伝統の踊りだとでも思ってくれてるのか、
ひたすら一緒に踊るベトナム人たち。

変な空間だったなー。

次の日は、朝からタムのバイクに乗ってブンタウの街を一周。

ノーヘル天国のベトナムで、唯一ヘルメットをかぶって走るわたしたち。
その街で、タム以外にヘルメットをかぶっている人はみかけなかった。
タムは、そんな人です。

タムが、わたしに何を教えてくれていたのか、
英語があまりわからないわたしには、その半分も伝わっていませんでした。

だけど、その心はしっかりしっかりと伝わってきました。

たったの二日間、一緒にすごしただけなのに、
お別れがすごくさびしかった。

船の出港の紙テープ。

わたしの投げた紙テープを拾ったタムは、しっかりしっかりにぎっていました。

船の上と岸、という距離、まわりの騒音、声は届かないけれど、
わたしとタムは、紙テープを引いたり、戻したり、引いたり戻したり、を繰り返して、
つながりを感じあいました。

船の汽笛が鳴って、出航し始めても、ずっとずっと紙テープを引き合いました。

いよいよ船が岸から遠ざかり、紙テープが切れると、一緒に涙が溢れてきました。


「日本に来てみたいと思いますか?」

とのわたしの問いかけに

「行ってみたいけれど、日本は遠い国です」

と答えたタム。

またいつか、会えるかな?

もう、会えないのかな?

船がずーーーっと遠ざかっても、いつまでもいつまでも大きく手を振ってくれるタムの姿が見えました。

さっきまで、紙テープを通して確かに感じていたタムのあったかさがわたしの手にじーんと残ってました。

*******************************************

日本に帰って来てからも、何度かタムはわたしと陽子にメールをくれました。
(わたしとタムと陽子と陽子のパートナースワントーは4人で行動してたんだ。)

わたしも、わかる限りの英語を使ってタムにメールをしてたんだ。

月日が経って、しばらく連絡をとってなかったのだけれど、
一ヶ月くらい前に、タムからメールが来ました。

だけど、わたしは忙しさを言い訳に、なかなか返事を出せなかったんだ。

わたしの英語能力は、さらに衰えて、
前に自分がタムに打ったメールを見て

「こんなに英文を書けてたんだ!!」

と、驚く始末。

これじゃぁイカン!!

と、きのう、再び脳をフル回転させて、タムにメールを返信したんだ。

「can you understand my English??」←わたしの英語理解できますか?と言ってるつもり。
(え?間違ってる?すんません(笑))

自信なさげにね。
てか、自信なくね。

そしたら、タムから早速返信がきました。

「I can understand your English clearly. So don't be worry, we can contact in English.」

わたしたちは英語でコンタクトを取り合えるんだ!!

かんたんな言葉だけれど、なんだか目の前がパーーーっと明るくなるようなうれしさを感じたんだ。

タムからの文章、一文一文、辞書を引きながら理解していきました。

英語の授業でも辞書なんてひいたことなかったのに。
英文の和訳なんて、ひとのノートを写すしかしたことなかったのに。

人って、知りたい!学びたい!!ってこころから思ったときに、初めてそれを身に付けることができるんだね。

わたしを成長させてくれるものは、いつだってでっかい好奇心☆

それに出逢えるかどうかもひとつの運と縁。

これからも目の前のたくさんのわくわくを見逃さないように
こころのシャッターをでっかく開いとかなきゃだね!!


そしていつかまた、タムと陽子とスワントーと、一緒にベトナムコーヒーを飲む日が来ることを夢見て辞書引きながらタムにメールを返信しよう☆


d0039963_22592660.jpg



僕の中には君がいる 君の中にも僕がいる
みんなどこか繋がってる この世界の全てが

大きな地球の上で あなたに会えてよかったな
あなたと出会えた奇跡 わたしの宝物

ありがとう さよなら ありがとう また、会いましょ♪
by miwa-springfield | 2006-11-07 23:07 | DIARY


<< ニューブーツ♪ 肉体改造 >>