パニクリ娘、首都へ行く。

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無事にホテルへ到着~☆

こちらはわたしたちの泊まったコリンシア・マリーナホテルの部屋からの眺めです。

セント・ジョージ湾を見下ろす5つ星ホテルです!!

ん?5つ星・・・??

なんか・・・ふつう星じゃない・・・??

それが我々母娘の感想でした。

どうやらマルタ流の5つ星があるみたい^^;

後に知り合ったセレブリティー母娘曰く、5つ星のなかにも格付けがあって、それを
見極めなければならない!!らしいです^^;

む、むずかしいのね^^;

ま、わたしたちは5つ星に泊まりたい!!って決めたわけではなく、このホテルに泊まるパックだったので、
上々でありますっ(・v・)♪





このホテルの部屋にやって来る前の出来事です。

フロントに行って、チェックインをしようとしたんだけれど・・・

「〇☆▲◎×★マダーム??」

・・・へ?

「〇☆▲◎×★??」

フロントのお姉さんが、何ていってるのかさっぱり聞き取れないっ(×_×)

英語のはずなんだけどね、わたし、英語全然しゃべれないけど、少しぐらいは
聞き取れるはずなんだけどな・・・

さっっっっっぱり何を言ってるんかわからないっ!!!

ぼーーーーーぜんっ。。。

それでもなんとかチェックインを乗り越えて、お部屋に到着。

でも、さっきのフロントでのわけわかめさで、わけわかめボルテージが一気に上昇!!!

やっべーーー

やっべーーーー

やっべーーーーー!!!!

正体不明のパニックに陥るわたし。

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とりあえず、部屋のバルコニーからの景色を撮ったものの・・・

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頭のなかは

やっべーーー

一色。

え、これからどうするんだっけ??

どうすればいいんだっけ??

わたし、そういえば今回はマリーさんとの旅行だから、ほんとは全部おまかせツアーに参加したかったのです。

日数も少ないし、自力で不器用に回るよりも、ツアーで見所をぐるっと見れればいいなって思ってたんです。

きっとそのうち旅行会社からオプショナルツアーのパンフレットとか、送られてくると思ってたんです。

でも、そういえば何も送られてこなくって、でもきっといつものように、
出迎えてくれるガイドさんが、オプショナルツアーを勧めてくると思ってたんです。

でも、空港だけでさよならだったんです。

そしたらホテルに何か案内のパンフレットとかあることを期待してたんです。

でも、何も無いんです。

え、どうすればいいんだっけ??

手が震えながら、さっきまでのんきに眺めてた地球の歩き方をパラパラめくってみる。。。

だ、だめだ、、、パニくりすぎてて全然頭に入って来ない。。。

え、どうすればいいんだ??

どうしよう~、わたしたちが丸1日フルで観光できるのは、明日とあさっての二日間だけ。

せっかく24時間かけてここまでやって来て、わけわかめなまま帰ることになったら。。。

ちーん。

ちーん。

ちーーーん。

ふと目にとまったのが、旅の日程表の最後のページに書いてあった、日本語連絡先。

に、にほんごれんらくさきっ!!!

藁をもつかむ思いでピッポッパ。

とぅるるるるるるる・・・

とぅるるるるるるるる・・・

「Hello、〇☆▲◎×★!!」

げっ!!英語??

負けじと

「じゃ、じゃぱにーず、おっけー??」←それをいうならジャパニーズプリーズ。

「・・・??〇☆▲◎×★!!」

さらに負けじと

「じゃぱにーず!!おっけー??」

「・・・??〇☆▲◎×★!!」

なんだこの電話っ!何が日本語連絡先だっ!!けっ!!

ジャパニーズって言ってんだからジャパニーズに反応しやがれっ!!

「そーりー。ばいばい。」

がちゃ。

電話を切るわたし。

なんなのさっ!次っ!!

日本語連絡先、電話番号が3つ書いてあったのです。ピッポッパ。

とぅるるるるるる・・

とぅるるるるるるる・・・

「Hello、〇☆▲◎×★!!」

にょーーーーーっ!!!!

またしてもおんなじやつが出やがった!!!

もう一度負けじと

「じゃぱにーず、おっけーー??」

すると、かすかに何かが聞き取れたっ!!

ん??

ここ、コリンシアマリーナホテルのフロントだって言ってるような・・・

ちーーーーーん。

わたし、外線をかけたつもりが、フロントに繋がっていたのでした(-_- )

は、はずかすぃーーー。

絶対

「さっきの日本人よ、やぁねっ!!」

とか笑われてるに違いない。。。

とか恥じていた瞬間、

ドンドンドンドンっ!!!

ドアを叩く音が。

キターーーーーーーーっ!!!!

2回も意味不明な電話をフロントにかけたから、フロントからの使者に違いないっ!!

やっべー。。。

ドアを開けると、やっぱり

「なにごとですかっ??なんかあったの?マダーム!!」

ぽっちゃりした、ジブリ映画に出てきそうなおじいちゃんがそこに立っていました。

そのおじいちゃんの姿を見てほっとしたわたし、

一気に笑いがこみ上げてきて、

「あっはっはっはっはっ!!すみません、わたし、ここに電話かけたかったんです~。。」
↑おもっきし日本語で。

するとおじいちゃん、察知してくれたみたいで、外線かけるときは、0番を押したあとに、
電話番号を押すんだよ、と教えてくれたうえに、かけなおしてくれました。

ところが

「ん?おかしいなぁ、もう一回。あれっ?おかしいなぁ~」

なんか様子がおかしいらしい。

う~んと一瞬考えたあと、

「あ!そうだっ!ここに書かれてる電話番号は、日本からマルタにかけるとき用に、
国際局番から書かれてるんだよ、マルタからかける場合は、この番号からでOK!
もう一回やってみよう!」

が、しかし、

「あれっ?おかしいなぁ」

何回やってもうまくつながらない。

「5分待ってて!」

一回フロントへ帰っていくおじいちゃん。

あれ?おじいちゃんの言ってることは、何言ってるのかわかるなぁ。

さてはあのフロントのお姉さん、なまっていやがる!!

5分後に戻って来たおじいちゃん。

どうやらこの部屋の電話の回線がおかしかったらしく、無事直って日本語連絡先に通じることができました~。

ほっ。

「もしもし~??」

「はい、もしもし。」

あぁっ!日本語だぁ~(;_;)

うれしさと安堵で、ついつい饒舌になるわたし。

「何かツアーに参加したいんですけど、今からでも申し込みできますかね??」

と、たずねたところ、大丈夫だけど、電話では説明しにくいから、今からこの事務所に来てくださいと。

な、なぬっ??このパニくってるわたしに、バスに乗って事務所まで来てくれと??

日本にいたって住所を頼りに場所を探すなんて至難の業たというのに、このパニくってる状況の
異国の地で、わたしにそんな偉業が達成できるのか・・・??

なんてことは、パニクっているので考えることもできず、

「はい!わかりました!!今から向かいます!!」

簡単な目印だけ聞いて、電話を切りました。

でも、もうアドレナリンが出ています。

やるっきゃない!!

急いで顔を洗って、バスへ向かう!!

さっきのおじいちゃんが、バス停はホテルの前にあって、バスは30分に1本来ることを教えてくれました。

バスに乗るには、50セントが必要だからと、まだ来たばかりで大きいお金しか持っていないわたしたちの
ために、小銭に両替してくれました。

なんてあたたかいのっ(;_;)

確か地球の歩き方情報によると、すべてのバスは、首都ヴァレッタ発、ヴァレッタ行き。

ということは、どのバスに乗っても、間違いなく目的地のヴァレッタに着くはず。。。

と、祈りながら、部屋を出て、ホテルを出ようとすると、めっちゃくちゃ玄関の扉の真横に
観光案内のデスクがあることに今更ながら気付いてちーん。。。

こ、こんなわかりやすいところにわたしの求めていたものが・・・!!!

ショーーーーック!!

でもいいの、わたしは日本語をめざす!!!

ツアーデスクを見なかったことにして、バス停へ急ぐ。

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10分後、66番と書かれたバスがやって来て、そのまま乗り込む。

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乗ったはいいけど、ほんとにヴァレッタに向かってるのかな・・・??

そもそもヴァレッタまではどれくらいかかるんだろう??

事務所は5時くらいまでやってるらしいけど、もうすでに時刻は午後4時前。

不安だけが心の中を占拠する。

窓の外は、信じられないくらい素敵な地中海、船、ヨットハーバー、
にぎわう人々、高級ホテルに小さな教会・・・

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ふだんだったら心弾むような景色がすぐそこにあるのに、それを楽しむ心の余裕がまったくない。

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そのバスに乗っていたわたしは、まるで初めての海外で、初めての一人旅をしているような気分でした。

いや、マリーさんがいるから全然一人じゃないんだけどね、でも、マリーさんをこの段取りの悪さに
巻き込んでいる申し訳なさとか、いろいろ入り混じってもう心がパンク寸前でした。

なんなんだろう?わたし、ほんとに今までいろんなとこ旅してきたのかな??
なんなのなんなのーーー??

そんなわたしの横で、鼻歌歌ってるおおらかな母。

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20分経ってもまだ着かない。。。

どうしよう、ヴァレッタって、もしかして、遠いの・・・??

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心配がピークに達したころ、急に目の前が開けて、黄色いバスが大量に止まっている
ロータリーに到着しました。

つ、ついた・・・!!!

ここがヴァレッタの入り口ねっ!!!

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空が夕焼け色に変わり始めていました。

さっそくの世界遺産、マルタの首都、ヴァレッタです。

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電話で聞いたところによると、シティーゲートをくぐって、まっすぐ行って、HSBCという銀行を
左に曲がって、カナダの国旗のある建物が、その事務所だとのこと。

でも、シティーゲートがこれであってるのかがまず不明。

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パニくりすぎてて地図を見てもよくわからなくって、悩んでる暇もないので、そこらへんに居た
POLICEに聞いてみることに。

HSBCの銀行を地図で指さしながら、

「エクスキューズミー。ディス!ディスディス!!ウェアー??」←必死です。まじです。

すると、なんとこのPOLICE、

「おれ、ここらへんのやつじゃねぇからわかんねー。」

と言い放った!!!

ぬぉーーーーーっ!!!!

次のPOLICEにおなじように聞いてみると、まだまっすぐだと教えてくれました。

それにしてもこの街、異様にPOLICEがいっぱいいる・・・

なんでだろう??

APECのときの横浜並みの厳重な警備。

そんなに治安悪いのかなぁ??

治安は良いって聞いてたけどなぁ??

ほんとにやたらいっぱい、しかも固まって10メートル置きぐらいにPOLICEがいるのです。

ずんずん進むと、なにやらステージみたいなのが出来ていて、行き止まりに見えるんですけど・・・

しかも、テレビカメラとかいっぱい来ていて、何かが始まりそうな予感・・・

だから警備が多いのかな??

でも、行き止まりだけど銀行出てこない(;_;)

どうしよう~時間がない・・・

うろちょろしていると、ステージの横からまだまっすぐ進める道を発見!!

とりあえず、行ってみる。

あったーーーー☆☆☆

左に曲がる。

あったーーー!!カナダの国旗!!!!

思わず駆け足になって、その建物に入って、受付で

「ジャパニーズプリーズ!!」

「ちょっと待ってて♪」

通じたっ!!!

数分後、日本人のお兄さんに無事接触!!

心底ほっとしたのでした。

いろいろ説明を聞いて、どうやらマルタには、日本人のツアーがほとんど無いことを知りました。

わたしたち、英語でも何でもいいから何らかのツアーに参加してぐるっと回れればそれでよかったんだけど、
ちょうど明日は日本人のガイドさんの空きがあって、あさっては、日本人のゴゾ島へ行くツアーが
開催される予定ということで、値段のこととかいろいろ散々迷ったけれど、参加させてもらうことに。

ついでにお兄さんに、おいしいお店の情報を聞いたり、ホテルへ帰るバスを教えてもらったり、
いろいろお話して、ほっとして、一気に心がぱぁっと晴れて行きました。

さっきまでのあの不安に押しつぶされそうな気分はなんだったんだろう。。。

旅に出て、あんな気分になったのは初めてだったな。

いつもは予定なんか決まってなくてもへっちゃらなのに。

どうにかなるさって思うのに。

これがわたしの中の、初めてのヨーロッパっていう心の壁だったんでしょうか??

だとしたら、この壁は、このときようやく壊された気がしました。

めんどくさい性格ですね、わたしって^^;
by miwa-springfield | 2011-02-06 00:31 | Malta 2011


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